セラミドを補うから自身で作るへ

セラミド不足の原因は二つです。
セラミド流出量の増加と、セラミド生成能力の低下となります。

 

セラミドの流出を抑える

セラミドに取り込まれた角質細胞を含む角質層は、皮脂膜と呼ばれる天然のクリームにより覆われていますが、洗顔のし過ぎやスキンケアの刺激などではぎ取られていきます。

 

角質層は、基底膜で作られ4週間かけて作られますので、一度損傷すると4週間以上、減少したまま過ごさなくてはなりません。
その間、薄くなった角質層は、外部刺激に弱く、肌内部の水分量も外気に奪われやすくなります。
セラミドを含む角質層の損傷を抑えるために、行きすぎたスキンケアを抑える必要があります。

 

セラミド生成能力の衰えを助ける

ただ、生産量が間に合わないこともあります。
加齢や体質によりセラミドが、作られにくい肌質になっているのです。
窓辺の花

 

補う

幸いセラミドは肌の一番外側にあるために、外から補うことができます。
多くの化粧品は角質層のバリア機能(まさにセラミドの働き)で、肌内部に浸透しない難点がありますが、セラミドの場合は外部から取り込むことが可能なのです。

 

美容の専門家が多くの執筆を行っているスキンケア大学で、セラミドに類似した保湿成分を塗ることで、外用した脂質が角質層を通過し、セラミド産生の過程の中に組み込まれることが分かったという記載を見ました。

 

セラミド配合の化粧品を使用することが一番効果は高いのですが、日常使われている米のとぎ汁などで洗顔するだけでも、潤いは実感できるようです。
セラミド不足の人は、特に洗顔時のカサツキは堪えるので、一度試してみてください。

 

米のとぎ汁の中に入っている、セラミド、フィチン酸、フェルラ酸、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンEは、潤いだけでなく、肌を強くしてくれるはずです。
米のとぎ汁の中には、油分も若干含まれているので、カサつく肌を滑らかにしてくれることも期待できます。

 

セラミドの産生を促す

さらに、セラミド自身を増やすのではなく、セラミド産生をサポートする成分も発表されています。
現在明らかになっているのは、下記の2つ

【甘草葉エキス】
保水力に優れ肌水分を保持している構成成分のひとつであるヒアルロン酸やセラミドを産生促進の働きを持っています。
また、繊維芽細胞の活性を促す作用もあり、コラーゲンを増やして肌のハリや弾力を高める作用もあるそうです。(丸善製薬より発表)

【ライスパワーNo11】
ライスパワーNo11は、『水分保持能の改善』の効果があると、厚生労働省から医薬部外品の認可を受けています。
単に保湿能力が高いと言うだけではなく、角質層の奥へ浸透してセラミドを増やすことで、水分が蓄えられる肌へ改善してくれます。

 

さらに、ライスパワーエキスNo11は、肌荒れやアトピーで炎症を起こした肌でも使用しやすい、低刺激で浸透力が高いと言われています。
ライスパワーエキスNo11自身の浸透力が高いために、化粧品にするときの浸透を助ける界面活性剤の配合を少なくて済むことも大きなメリットです。石油系の界面活性剤は、肌に悪い影響をあたえるものもありますからね。

 

どちらも、多くの化粧品に配合されている成分ですので、パッケージにいずれかの成分名を見つけら優先して選んでみるのも、セラミドを増やす方法となります。

 

尚、ライスパワーNo11の化粧品は、セラミド配合化粧品からセラミド産生促進へ移行 化粧品編に更に詳しく記載しました。

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